2022/05/23 14:58

CBDには様々な効能があることが最近の研究でわかってきました。てんかんには劇的な効果があることから薬として認められたり、睡眠の改善や痛みの抑制にも使われています。では、肌や皮膚に対してはどのような働きをするのでしょうか?

CBDと皮膚の健康との関係

 CBD関連の製品には大きく分けて、口から摂取する健康食品系のものと肌に直接塗布する化粧品系のものがあります。てんかんや睡眠関係は当然経口系のなりますが、実はお肌・皮膚に関しては、両方が必要になってきます。体内の様々な不調が肌荒れや皮膚の乾燥になって現れたり、活性酸素が細胞死や炎症を引き起こしたりします。同時に、皮膚の表面で起こっている炎症を抑えることも本人にとっては、少しでも早くなんとかしたい問題です。では、そのような皮膚の問題に対して、CBDに何ができるのかを最近の研究成果からみてみましょう。(2020年12月に発表された「カンナビジオール(CBD)の皮膚の健康と疾患に対する治療可能性」という論文より)

カンナビノイドと皮膚

カンナビノイドは、生成される場所によって、大きく3つに分類されます。エンドカンナビノイド(ECBs)は、人体内で生合成されるカンナビノイド化合物です。すでに、ヒトの皮膚では9種類のエンドカンナビノイドが発見されています。一方、フィトカンナビノイド(PCB)は植物から得られるカンナビノイドで、産業用ヘンプから採取・抽出されるものです。さらに近年はそれらを研究をして、実験室で作る、合成カンナビノイド(SC)も生産されるようになりました。どちらにしても、ヘンプに含まれる最も一般的な植物性カンナビノイドと、ヒトの皮膚で生まれるエンドカンナビノイドがどのように反応するかにかかっています。上記の論文には、「カンナビノイドの局所的な効能を確認する研究は限られていますが、皮膚の生物学がヒトのエンドカンナビノイド系(ECS)によって調節されていることは確かなことです。ECSの受容体は皮膚で同定されており、ECSが皮膚生物学に影響を及ぼしていることが示唆されています。特に、カンナビジオール(CBD)は、大麻の非精神作用性化合物であり、皮膚障害や美容障害を含む様々な病態に対する治療の可能性が示唆され、近年、大きな注目を集めています。」

皮膚の健康と皮膚疾患に対するカンナビジオールの可能性

人間の皮膚は、このイラストのように大変複雑な構造になっています。下層の真皮は体内の状況に左右され、皮脂膜、角質は外気に接している分、外の環境の変化にも影響を受けます。この論文でも、「ECSは皮膚において重要な調節機能を担っているため、カンナビノイドの局所投与が特定の疾患や皮膚の健康一般に有効である可能性はもっともです。しかし、現在までの臨床エビデンスのほとんどは、CBDおよびその他のカンナビノイドを摂取、吸入、または注射した場合の効果に焦点を当てています。」と内面からのアプローチが多く、それについてはすでに効果は実証されていますが、局所的な適用に対する治療の可能性を調査する研究は限られていることを述べています。しかし、さらに続けて「カンナビノイド、特にCBDを局所的に適用することは、特定の条件下において、効果的であることを示唆する証拠があります。」「Hammelらは、特に単関節炎ラットモデルにおける炎症関連症状の軽減を目的として、ゲル形式で局所的に適用したCBD(1~10%)の有効性を調査し、血漿濃度が適用量と線形関係を示したことから、よく吸収されることを見出しました。ヒトの組織を用いたin vitroの拡散研究では、CBDの透過性が実証されています。」と述べています。治療用CBDの皮膚への適用に適した用量と送達方法をより良く理解するために、さらなる研究が必要であるようです。

湿疹またはアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎(AD)についても、ここでは次のように述べている。「アトピー性皮膚炎は、環境要因、皮膚バリア機能の損傷、マイクロバイオームの不均衡、遺伝的素因、免疫反応の変化などの多因子疾患を伴う慢性炎症性皮膚疾患です。フィトカンナビノイドは、複数の基礎メカニズムを調節することにより炎症反応を調節することが示されています。CBDの有効性はまだ臨床的に検証されていませんが、Petrosinoらによる最近の研究では、実験的なアレルギー性接触皮膚炎モデルにおいてCBDが抗炎症特性を示すことが示されています。特に黄色ブドウ球菌(S. aureus)のコロニー形成とバイオフィルム形成によるマイクロバイオームのアンバランスの影響も、皮膚炎の重症化に寄与しうる要因として浮上しています。ヘンプの抗菌および抗バイオフィルム活性を示す予備的データは、CBDディスティレートから得られいる。Zenginらは、CBDディスティレートの抗菌および抗バイオフィルム効力を評価した。すべてのタイプの黄色ブドウ球菌に対して、ヘンプのCBDオイルは成熟バイオフィルムを破壊し根絶できることが示唆された。このように、ヘンプCBDオイルの黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用と抗バイオフィルム作用は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を予防する治療的な可能性を示唆しています。」とかなり研究も進んでいるようです。

CBDとかゆみについて

アトピーも含めて皮膚の疾患にとって、「かゆみ」はセットとしてもたらされ、疾病者を大変苦しめます。かゆみについては、以下のように述べています。「かゆみまたはそう痒症は、慢性化するとQOLに重大な影響を及ぼすことがあります。ECSに関する研究の多くが、かゆみ反応は主にカンナビノイドシステムのCB1受容体を通じて調節されることを示していますが、末梢CB1受容体の関与もかゆみの強力な一因であるとする報告もあり、末梢CB2受容体の関与に関するこれまでのデータも矛盾しています。しかし、選択的植物性カンナビノイドによって、かゆみ感覚をもたらすケラチノサイト、免疫(マスト)細胞および感覚神経間の複雑な皮膚コミュニケーションに重要な役割を果たすことが示されており、そう痒症を緩和するために有用であると考えられます。しかし、一部臨床データで抗痒疹効果を検証し、矛盾する結果に終わっていることもあり、現在までのところ、この適用に関する科学的根拠は乏しいままとなっています。」と述べています。まだまだ、これからの研究が待たれるようですね。

いずれにしても、現段階でも皮膚の炎症などに関しては、体内外ともにCBDを使うことで一定の効果は出ていることが、科学者の間でも確認をされています。まずは、CBDオイルで体内からの改善を試してみませんか?

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