2022/06/16 11:18
まだまだ少ない猫に対するCBDの臨床試験
人間のみならず、動物全般にCBDは効果がある可能性があることはこれまで何度か述べて来ました。それはなぜかと言うと、哺乳類全般に人間と同じエンドカンナビノイドシステムがあって、CBD(カンナビジオール)に反応するカンナビノイド受容体が体の中に備わっていることがわかってきたからです。特に犬については、人間よりも早く効果が現れることが、お客様の声からもわかって来ています。CBDの研究の先進国であるアメリカにおいても、CBDに関する臨床試験や研究は圧倒的に犬の方が多いのですが、実はペットとして飼われている頭数では猫が第1位で、猫の方が多いのです。今回は猫とCBDに関して、わずかですがアメリカで行われている研究をご紹介したいと思います。まず1つ目は、キャノピー・グロース・コーポレーションというカナダで上場をしていて、年商500億円を超えるカンナビスビジネスの最大手の一社が、民間の科学調査会社に依頼して2021年3月に行い、アメリカの国立医学ライブラリーに掲載された論文です。こちらは今後、研究者や獣医師に臨床試験を促すための基礎的な研究となっています。タイトルも『健康な猫におけるカンナビノイドの漸増投与の安全性と忍容性』というもので、本研究の目的は「健康な猫において、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)、またはC BDとTHCの両方を主成分とする大麻オイルの経口投与量を漸増させ、安全性と忍容性を明らかにすること」でした。
20匹の健康な成猫が、2つのプラセボ群(ひまわり油[SF]または中鎖トリグリセリド油[MCT])、または3つの植物由来カンナビノイドオイル群(CBD in MCT、THC in MCT、CBD/THC [1.5:1] in SF)の5つの治療群にランダムに割り振られました。各製剤を最大11回まで漸増経口投与しました。安全性と忍容性は、臨床観察、全血球計算(CBC)および臨床化学から判断しました。
初歩的だが、明確な臨床結果
臨床試験の結果は、「30.5 mg/kg CBD(CBDオイル),41.5 mg/kg THC(THCオイル)または13.0:8.4 mg/kg CBD:THC(CBD/THCオイル)の最大用量への滴定は,すべての被験者で安全に行われました。観察されたすべての有害事象は軽度で一過性であり,医学的介入なしに消失しました。消化器系の有害事象は、MCTを含む製剤でより一般的でした。体質性(嗜眠、低体温)、神経性(運動失調)および眼性有害事象は、THCを含むオイル(CBD/THCおよびTHCオイル)でよりその傾向がありました。治療群間で血球数算定や臨床化学に臨床的に有意な変化はありませんでした。」そして、最後に締め括りとして「本研究は、コントロールされた研究環境において、猫向けにCBDとTHCの単独および併用による安全性と忍容性を調査した初の研究です。これらの知見は、特に猫におけるCBDの治療的使用の可能性を検討する際、あるいはTHC含有製品への偶発的曝露に伴う臨床症状を認識する際に、カンナビノイドの安全性プロファイルについて獣医師に情報を提供するものです。」としています。
猫と犬の違いと留意点
その他に数少ない論文を読んで、いくつか猫と犬で違いがあることがわかりました。まず、最初に哺乳類にはエンドカンナビノイドシステムがある話をしましたが、体内にあるカンナビノイド受容体には 中枢神経系にあるCB1と、免疫系のCB2がありますが、現段階では犬は人間と同様にCB1、CB2の両方がありますが、猫にはCB1しか存在が確認されていないらしいです。その影響かどうかはわかっていませんが、CBDの浸透が犬の方が3−5倍程度、猫よりも早いようです。データからすると、同程度の大きさの犬と猫であれば、猫の方が多めにCBDを与えた方が良いことになりますが、逆に先ほどのカンナビノイド受容体のことを考えると、やはり少量から初めて、少しずつ量を増やしていく方が良いと思われます。また、犬も猫もTHCが含まれているものについては、極力避ける方が良いとされており、CBD(カンナビジオール)の純度が高い、CBDアイソレートを使用した商品を使うことを推奨しています。同時に、アメリカの場合は規制がまったくないために粗悪品もたくさん出回っており、原料に重金属が含まれていたり、農薬や溶剤が残留しているCBD原料を使ったりしている商品、または酸化してCBDの効能がまったくなくなっている商品などが売られているので、製品選びを慎重にするように促されています。実は、日本にもそのようなアメリカ直輸入の商品が大量に流れ込んで来ており、ネット通販でたくさん販売されていますが、ペットに与えるのであれば、事前に商品の見極めが重要となります。
CBDアイソレート以外に、どのような成分が入っているかも要注意です。例えば、CBDオイルを商品化する際によく使われるMCTオイルに関しては、ペットインダストリー.COMに「MCTをネコの飼料に配合しても、飼料拒否は起こらず、脂質代謝への影響も最小限であった。このような食事は、臨床的に正常な猫および代謝異常のある猫の両方に有用であると考えられる。MCTオイルは、ネコの代謝に有益な生理活性食物脂質の一例であり、ネコにとって有用な機能性食品素材となり得る。」という評価もあり、安心して摂取できそうです。
REEZのCBDオイルは上記の条件をすべてクリアしていますので、安心して猫にもご使用いただける仕様となっています。
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